避難安全検証法計算の実際

避難安全検証法を実際に利用する際のポイントを解説します。

避難安全検証法の計算方法を理解し、部分的な例題で計算できるようになっても、実際の設計に適用するには、法をどう解釈するかによって大きく変わってしまいます。
簡単なプランを例に避難安全検証法の計算方法を解説します。

ここでは、下図のプラン『オフィスA』に対して避難安全検証法の計算を行い、安全性能を確認してみましょう。

まず、計算に必要な数値を抽出します。

計算の前提

火災室の決定

告示1440号で非火災室として扱える室を抽出します。全室内装不燃ですので、廊下・男子便所・女子便所・空調機械室がそれにあたります。

室面積の算出

各室の面積を壁芯から算出します。
※注:階段面積壁芯ではなく有効面積(手摺内寸法)で求めます。

在室者密度を決定する

告示1441号と照らし合わせ居室の在室者密度を決め、室面積と掛ける事によって在室者数を算出します。
※注:告示に記載されていない用途に室については、想定される在室者数から告示記載の用途に「類する物」として、実際の人数より多くなる在室者密度を選択します。

天井高さを書き出す

設計図書から各室の天井高さを書き出します。

積載可燃物の発熱量を決定する

告示1441号と照らし合わせ火災室の積載可燃物の発熱量を決めます。
※注:告示に記載されていない用途に室については、室用途上の特徴や持ち込まれる可燃物の種類・量等を勘案して、告示記載の用途に「類する物」として決めます。

内装の種類を書き出す

設計図書から各室の内装の種類を書き出します。
※注:内装の種類は表面仕上げ材の種類で下地は関係ありません。

排煙の種類を書き出す

設計図書から各室の排煙の種類を書き出します。
※抽出した数値は、すぐに確認できるように表にまとめておきましょう。これらは計算の前提となる最も重要な数値です。

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